噴水は、人類の歴史上、庭園や広場、都市の象徴的な場所などに建てられ、建築物の装飾のようなものでありました。それぞれの地域の魅力を引き立て、訪れる人を惹きつける役割を担ってきたのです。それでは、世界で最も高価な噴水の数々を覗いてみましょう!

1. 盤浦大橋ムーンライト・レインボー噴水(200億ドル)

ソウルにある盤浦大橋ムーンライト・レインボー噴水は、約1万個のLEDノズルを持っており、ギネスブックによると世界最長の橋の噴水でもあるそうです!さらに、この見事な噴水は約1,140 m2の大きさとなっています。全長約1,140m、毎分190トンもの水を川から直接汲み上げ、すべて継続的に再利用しています。2009年にかかった建設費は約200億ドルで、本ランキング第一位に輝きました。

2. ドバイ・ファウンテン(2億1,800万ドル)

世界で最も高価な噴水第二位は、中東のお金持ちの国、ドバイにあります。ドバイで人気の観光スポットにもなっているドバイ・ファウンテンですが、なんと建設に2億1,800万ドルもかかったとか!しかも、この噴水が魅せるショーは、世界一の高さを誇るブルジュ・カリファをバックに眺めることができ、かなり贅沢なエンターテイメントになること間違いなし。実際、世界トップクオリティの噴水として、魅惑的な水の動き、音楽、光のディスプレイで、毎日何百人もの観光客を楽しませています。

3. ベラージオの噴水(4,000万ドル)

ベラージオの噴水ショーは、米国ネバダ州ラスベガスに来たら絶対に欠かせない、無料のエンターテイメントです。光と音楽の演出とシンクロした、まさに水のスペクタクルです。その建築費は4,000万ドルと言われており、1998年のオープン以来、ラスベガスでの結婚式を締めくくるロケーションとしても選ばれているほど人気だとか。

さらに、ベラージオホテルの前ではコンサートが行われ、アンドレア・ボチェッリの「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」、リー・グリーンウッドの「ゴッド・ブレス・ザ・USA」、エルヴィス・プレスリーの「ビバ・ラスベガス」、セリーヌ・ディオンの「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」、ディスターブの「サウンド・オブ・サイレンス」など、名曲30曲が楽しめます。

4. ジェット・ドー(年間80万ドル)

スイスのジュネーブにあるジェット・ドーは、世界で最も高価な噴水第四位に選ばれました。1891年にオープンしたため建築費は不明ですが、年間の維持費が80万ドルであることを考慮すると、相当な額がかかったと予想でき、世界で最も費用のかかる噴水とみなされています。毎秒500リットルの湖水を時速200kmで高度140mまで噴射することができ、ジュネーブの街のシンボルとして親しまれています。

5. 富の噴水(600万ドル)

シンガポールにある富の噴水(別名:富の泉)は、世界で最も高価な噴水の一つであるだけでなく、最も有名な噴水の一つでもあります。シンガポールのマリーナ地区「サンテック・シティ・モール」の敷地内にあり、1998年に最も高い噴水としてギネス世界記録を獲得しました。1995年当時の建設費用は600万ドルだったといわれています。噴水の面積は約1,700平方m2、高さはわずか約14mですが、空に向かって放たれる水の高さは30mにも及びます!水に触れながら噴水の周りを3周すると、幸運が舞い降りてくると言われているので、ぜひシンガポールに行ったら実践してみてくださいね!